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英単語が覚えられない人へ|多読×AIを活用した英単語の覚え方

英単語は、一度意味を確認しただけでは、
すぐに「使える言葉」になるとは限りません。
前回の記事
「英単語が覚えられない人へ|多読を活用した英単語の覚え方」では、
単語帳だけで覚えようとするのではなく、
多読の中で同じ英単語に何度も出会いながら、
少しずつ語彙を育てていく方法をご紹介しました。

今回はその続編です。
本の中で出会い、
音声で実際の音を聞き、
AIを使って別の場面でもう一度その単語に会い、
使いたい単語なら、自分でも一文作ってみる。
この記事では、そんな
「本で出会う → 音で聞く → AIで再会する → 自分でも使う」
という、AI英語学習と多聴多読を
組み合わせた語彙の育て方を紹介します。
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AI英語学習で大切なのは「英単語との再会」を増やすこと
多読の中心は、あくまで本の中で
自然に英語に出会うことです。
でも、一つだけ困ることがあります。
次にその単語がいつ出てくるか、分からない。
whispered に今日出会っても、
次に会うのが明日なのか、
1か月後なのかは分かりません。
そこでAIの出番です。
AIに、「この単語を同じ意味で使った、
別の短い場面を3つ作って」と頼めば、
次の「再会」を自分で作ることができます。
AIは英単語を覚えさせてくれる
魔法の道具ではありません。
でも、
本の中で出会った“顔見知り”と、もう一度会う約束を作る
ことはできます。
AIを活用した英語学習|1語を育てる10分多聴多読
何から始めたらよいか迷ったら、
今日は次の10分だけ試してみてください。
10分は研究で決められた最適時間ではありません。
「これなら今日できそう」と思える目安です。
1.5分:音声を聞きながら物語を読む
絵があり、辞書を使わなくても
大筋を追える短い本を使います。
知らない単語が出ても、
毎回止まらなくて大丈夫です。
まずは物語を楽しみます。
2.1分:今日育てる1語を選ぶ
その日の読書から、
- 何度も出てきた単語
- 物語の鍵になる単語
- 自分でも使ってみたい単語
のどれかを、一つだけ選びます。
たくさん選ばなくて構いません。
3.2分:AIで、同じ語を別の3場面へ置き直す
ChatGPTなどの生成AIに、
元の一文と場面を伝えます。
そして、同じ意味・同じ品詞で使った
短い例文を3つだけ作ってもらいます。
たとえば whispered なら、
- 秘密:“I have a surprise for Mom,” Ben whispered.
- 図書館:“Let’s sit over there,” Maya whispered.
- 暗い部屋:“Someone is outside,” Ava whispered.
のように、違う場面を作れます。
3文すべてを暗記する必要はありません。
「どの場面にも共通している意味は何だろう?」
と比べるだけでも十分です。
具体的なAIへの頼み方は、
次の章で詳しく紹介します。
4.1分:元の文と、気に入ったAI例文を聞く
文字を見ながら音声を聞きます。
場面を思い浮かべながら、
一度だけ短くまねしてみましょう。
完璧な発音練習にしなくて大丈夫です。
5.1分:文字を隠して思い出す
最後に、
「どんな場面だった?」
「どんな意味だった?」
「どんな音だった?」
と、少しだけ思い出してみます。
出てこなければ、もう一度見れば大丈夫。
覚えられなかったから失敗、ではありません。
その10分で、
意味・場面・つづり・音
を一度つないだことが、次の再会の土台になります。
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AIで英単語を「別の3場面」に置き換える
AIを使うときに大切なのは、
意味を勝手に広げすぎないことです。
たとえば whispered なら、
「声をひそめて言った」
という元の意味を保ったまま、
場面だけ変えてもらいます。
秘密を話す。
図書館で話す。
誰かに気づかれたくない状況で話す。
すると、
「この単語は、この場面だけの言葉ではないんだ」
と分かります。
英単語帳の中では一つの日本語訳だった言葉が、
少し立体的になってきます。
コピペで使えるAI英語学習プロンプト
次のプロンプトは、
ChatGPTなどの生成AIへ
そのままコピーして使えます。
私は英語を学び直している大人です。
多読中に、次の語に出会いました。
覚えたい語:[例:whispered]
本に出てきた一文:[英文を1文]
その場面:[何が起きていたか、日本語で1文]
この語を、本の一文と同じ意味・品詞で使った、
短く自然な例文を3つ作ってください。
条件:
- 3文は、それぞれ違う場面にする
- 覚えたい語以外は、中学英語程度のやさしい語を使う
- 1文は12語以内にする
- 覚えたい語を太字にする
- 本に出てきた語形をなるべく使う。文法上変える場合は理由を一言添える
- 各文の前に、場面を日本語で一言だけ書く
- まず3つの英文を示し、その後に日本語訳と、この語が表す意味を示す
- まれな意味や比喩的な意味は使わない
- 元の文脈から意味を判断できない場合は、例文を作らず、追加の文脈を質問する
- 音声読み上げに対応している場合は、各英文をゆっくり1回、自然な速さで1回読む
画像生成AIで英単語と場面を結びつける
「この単語、絵にしたら覚えやすそう」
と思ったら、画像生成AIを使う方法もあります。
たとえば whispered の3つの例文を、
3コマのイラストにします。
秘密を話している場面。
図書館で静かに話している場面。
暗い部屋で、外を気にしながら小声で話している場面。
同じ whispered が、
違う状況で使われていることを、
一枚の絵で見比べられます。
大切なのは、画像を眺めて終わらせないことです。
英文を読む。
対応する絵を見る。
英文を隠す。
絵だけを見て、どんな英文だったか思い出す。
そして元の文と音声に戻る。
このように、画像と英文を行き来すると、
視覚的な手掛かりを語彙学習に使いやすくなります。
コピペで使える画像生成AIプロンプト|3つの場面を1枚に
英単語を、3つの異なる場面と結びつけて学ぶための
学習用イラストを1枚作ってください。
覚えたい語:[例:whispered]
この文脈での意味:[例:声をひそめて言った]
Example sentence 1:[英文]
Scene 1:[その英文で起きていることを、日本語で具体的に1文]
Example sentence 2:[英文]
Scene 2:[その英文で起きていることを、日本語で具体的に1文]
Example sentence 3:[英文]
Scene 3:[その英文で起きていることを、日本語で具体的に1文]
画像の条件:
- 正方形の1枚絵を、左から右へ3コマに分ける
- 左のコマはScene 1、中央のコマはScene 2、右のコマはScene 3を表す
- 各コマの上部に、英語で「Scene 1」「Scene 2」「Scene 3」と正確に表示する
- Scene 1はExample sentence 1、Scene 2はExample sentence 2、Scene 3はExample sentence 3の内容と一致させる
- 各例文の登場人物と状況を保ち、3コマ全体の絵柄と色調を統一する
- 表情、視線、手の動き、人物同士の距離、場所から、覚えたい語の意味が伝わる構図にする
- 大人の英語学習者にも使いやすい、温かく、すっきりした絵本風のイラストにする
- 背景は理解に必要な要素だけにし、紛らわしい動作を入れない
- 画像内の文字は「Scene 1」「Scene 2」「Scene 3」の3つだけにする。覚えたい英単語、例文、日本語、吹き出し、その他のラベル、ロゴ、透かしは入れない
- 有名作品、既存キャラクター、特定の作家の画風をまねない
- 場面の情報が足りない場合は、画像を作る前に質問する
先ほどの whispered を使うなら、入力欄はたとえば次のように書けます。
- Scene 1:Benが友達の耳元で、後ろに隠した母親への贈り物について小声で話している
- Scene 2:図書館で、Mayaが友達の近くに顔を寄せ、空いている席を小声で示している
- Scene 3:暗い部屋で、Avaが窓の外を気にしながら、そばの友達へ小声で話している
画像ができたら、その横に3つの英文を自分で並べます。
まず英文を読みながら、
対応する Scene 1、Scene 2、Scene 3 のコマを指さし、
次に英文を隠して、絵だけを見ながら一文を思い出します。
最後に元の英文と音声へ戻って確かめれば、
画像を「見るだけ」で終わらせず、
意味・場面・音を結びつけられます。
覚えた英単語を「使える語」へ|AIで英作文してみよう
もう少しアウトプットしたい日は、
AIに例文を作ってもらうだけでなく、
自分で一文作る
ところまで進めてみましょう。
たとえば、AIにこう頼みます。
続けて、私がこの語を使い、
自分のことを英語1文で書ける、
やさしい英作文問題を1問だけ出してください。
私が答えるまでは、模範解答を見せないでください。
私が回答したら、伝わっている部分は残し、
必要なところだけを直してください。
修正理由は日本語で短く説明し、
自然な別案を1文だけ示してください。
ポイントは、最初からAIに正解を書いてもらわないことです。
まず自分で考える。
そのあとでフィードバックを受ける。
そうすると、
「見れば分かる単語」から「自分でも使える単語」
へ、一歩進みやすくなります。
WorldLit Circlesでも、多聴多読に加えて、
AIに英作文を出題してもらい、
学習者が自分で書いた英文を添削してもらう練習を
取り入れています。
最近は、読んだ本についてAIと話す
「AI読書会」のプロンプトも活用しています。
AIに感想を代筆してもらうのではありません。
自分の感想を言葉にし、
AIから質問を返してもらい、
もう少し自分の考えを深める。
読む・聞く・考える・自分で表現する。
その間をAIがつなぐ。
これが、WorldLit Circlesで大切にしているAI活用です。
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AI英語学習で気をつけたいこと
生成AIが作る英文には、不自然な表現や、
元の意味から少しずれた使い方が
混ざることがあります。
画像も、
「登場人物が全然ささやいていない」
「英文と違うことをしている」
「Scene 1 の文字が崩れている」
といったことがあります。
そのときは、
「誰が、どこで、何をしているのか」
を短く具体的に書き直して、
もう一度作り直します。
また、画像だけを根拠に
単語の意味を決めないことも大切です。
必要に応じて、
元の本や学習者向け辞書でも
確認しましょう。
AIの読み上げ音声も、
発音・強勢・イントネーションが
不自然な場合があります。
試験や仕事で正確に使いたい単語、
発音をきちんと覚えたい単語は、
学習者向け辞書の音声でも確認すると安心です。
AIは、
多読の代わり
でも、
自分で考えることの代わり
でもありません。
「別の場面でもう一度会う」
「自分で作った一文を磨く」
ための補助として使うのがおすすめです。
まとめ|AIで英単語と「もう一度会う」環境をつくろう
単語帳で最初の意味を知る。
やさしい本の中で、その語にもう一度出会う。
音声付きなら、つづりと音も一緒に聞く。
AIで、同じ意味のまま違う場面に置き直す。
そして、自分で使いたい単語なら、一文だけ作ってみる。
一度で、
意味・つづり・発音・使い方を
全部覚えなくても大丈夫です。
英単語は、何度も会ううちに、
「見たことがある言葉」から「よく知っている言葉」へ
少しずつ変わっていきます。
今日、本を一冊読んだら、
その中から気になった単語を
一つだけ選んでみてください。
そしてChatGPTに、
「この単語を同じ意味で使った、別の3場面を作って」
と頼んでみる。
たったそれだけでも、
単語帳の中にいた一語が、
少し生きた言葉になります。
多読を使った英単語の覚え方から知りたい方は、
前回の記事
「英単語が覚えられない人へ|多読を活用した英単語の覚え方」
もあわせてご覧ください。
WorldLit Circlesでは、
やさしい本と音声による多聴多読を土台に、
学習内容に応じてAIも活用しながら、
インプットを「自分の言葉で使える英語」へつなげています。
「自分に合う、やさしい英語が見つからない」
という方へ。
公式LINEでは、次の2つを無料で受け取れます。
- リスニング力とリーディング力をつける3日間無料動画講座
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まずは今日の10分から。
本の中で出会った言葉と、
もう一度出会ってみてください。

リスニング力と
洋書を1冊も